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【東海・北陸支部】第15回講演見学(オンライン開催) 『セルロースナノファイバー in富山』2020/12/17(終了しました)
2020-10-28 支部行事|アーカイブ|2020年
主 催 | セルロース学会東海・北陸支部 |
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日 時 | 2020年12月17日(木) 13:00~16:00 |
場 所 | Zoomによるオンライン開催(最大300名まで) |
参 加 費 | 無料 |
プログラム |
13:00 – 13:10 支部長あいさつ 13:10 – 13:40 田中 裕之 (中越パルプ工業株式会社) 当社では’98年より国産竹由来のパルプ製造を開始、年間2万トンの竹材を集荷している。’09年には竹の機能付与のためセルロースナノファイバー(CNF)の研究を開始、製造方法には「水中対向衝突(ACC)法」を採用。共有結合を切断せず、ファンデルワールス力など弱い結合のみを開裂し微細化を促す。CNFの基礎研究では九州大学と、樹脂複合化では富山県、富山県立大学と共同研究を結び開発を加速。「両親媒性」の特徴を活かしたnanoforestの用途を含めて紹介する。 13:40 – 14:10 小倉 孝太 (株式会社スギノマシン) 株式会社スギノマシンでは、2011年10月よりBiNFi-s(ビンフィス)の商品名でセルロースナノファイバー(CNF)に代表されるバイオマスナノファイバーを製造・販売している。本講演では、当社のCNFの取組について、最新技術を中心に解説する。 14:10 – 14:40 川野優希(富山県産業技術研究開発センター ものづくり研究開発センター) 高混練二軸押出機を用いてセルロースナノファイバーとポリプロピレンの複合材料を作製し、高混練二軸押出機による混練がCNFの分散状態に及ぼす影響について評価した。CNFは含水材料であるため高せん断非外部加熱により処理できるセルロース混合可塑化成形装置を用いて乾燥処理した。ナノフォーカスX線CTを用いて複合材料内のCNF分散状態を確認したところ、高混練二軸押出機を用いることでCNFの凝集物を減少できることを確認した。 14:40 – 14:50 休憩 14:50 – 15:20 永田 員也 他4名 (富山県立大学工学部 機械システム工学科) 文科省地域イノベーション戦略支援プログラム、NEDO 大学シーズ橋渡し事業において湿式解繊したCNFを急速乾燥することによりドライパウダーCNFを開発することができた。このドライパウダーCNFとPPと混練して得られたコンポジットはCNFが高分散しており、CNFを1wt%以下の少量充塡によりPPを補強することを見出した。今回の講演では富山発のCNFコンポジット開発の概要、特徴、さらに今後の展開について紹介する。 15:20 – 15:50 竹井 敏 (富山県立大学工学部 医薬品工学科) ガス透過性を有する金型(モールド・テンプレート)をセルロースの高度利用により初期開発した。金型と被転写材間に巻き込んだ気体を金型を透過・吸収させて除去することで、被転写されるプラスチックやラベル材の揮発成分(ガス・溶媒・水)や成形時の気泡巻き込みを抑え、被転写材への形状転写性が改善した結果を報告する。 |
参加申込方法 | ①氏名、②所属、③メールアドレス、④電話番号、⑤参加者種別(会員、非会員、学生)を明記の上、Emailにてお申込みをお願いします。 メール件名は、「セルロース学会東海・北陸支部講演会申込」でお願いします。 参加申込〆切: 2020年11月27日(金) |
- 参加申込
問合せ先 - 富山県立大学工学部 生物工学科 岸本 崇生
Tel: 0766-56-4289(内線1567)
E-mail:
当日までにZoomの招待状をメールでお送りします。